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2006年5月26日 (金)

京劇「楊門女将」

2度めの京劇体験は、強い女性がたくさん出てくる漫画にしたいような(?)演目。やっぱりこれスーパー歌舞伎にしてみたいなぁ。

楊門女将、または楊家将演義。
約千年前の北宋時代、北方辺境守備に活躍した楊氏一族の軍記物語…なんだけど、一族の男たちが次々死んでしまうので、活躍するのが嫁さんや娘たち。今回の演目も、跡継ぎの若様を除く男がいなくなった後、初代の未亡人(百歳の老婆!…にしては元気過ぎ)以下一族の女性たちが異民族討伐に出陣するという華やかで勇ましいお話。
8人の息子たちの未亡人と2人の娘が武装して勢ぞろいする様は壮観。皇帝や大臣といった男たちが及び腰なのに比べて楊家の女性たちは断固抗戦・戦いあるのみ、と恐いもの知らずというか何というか。男尊女卑の中国でこんな女性上位な大衆小説/演劇がウケるんだから面白い(ホンネと建て前?)。北宋時代以降、北方の異民族に屈辱的に悩まされてきた反動で、庶民レベルの怨念がこもっているようでもある。

京劇は全く見慣れていないし知識も無いので劇評なんてとんでもない話。
ただ、スーパー歌舞伎の「新・三国志」がかなり京劇のエッセンスを取り入れているのがあらためてわかった。中国語はまったくダメなので、台詞は音として聴いているようなもの。あくまで耳で聴いた限りだけど言葉のやり取りが面白いところもある。主戦派と和平派の重臣2人がやり合うシーンは漫才チックで結構笑える。

登場人物の半分以上がいわば‘猛女’なので、唯一の楊家の男子である若様がまるで可憐でお転婆な少女。留守番させられるのが嫌で、おかあさん(=楊家一の女将)と立ち会って勝ったら出陣、と言われ、打ち合いながら勝ちを譲ってと密かにおねだりするのが可愛い。

凄いマヌケなことに歌舞伎と同じように全員男優が演じていると途中まで思っていた…女性の役は女優さんがやってました!(←バカ)主役の女将が頭のてっぺんから出しているような細くてかん高い声なので馴染むのにちょっと時間がかかる。

もっとマヌケなことに、今日の演目Aの続編B(今回は1つの話をA、Bと2つのプログラムに分けて上演される)のチケットをぴあのHPで買おうと思ってまちがってまたAを買ってしまった!(←大バカ)誰か行きませんか〜??6月4日なんだけど。

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