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2006年8月13日 (日)

ああ、おめでたい

Kawabuchi_2


NHKスペシャル「日中戦争 なぜ戦争は拡大したのか」を見た。

廬溝橋事件から日中戦争拡大の初期の段階で蒋介石の国民党軍がドイツの軍事援助を受けていたとは知らなかった。もちろん当時ドイツと日本は防共協定を結んでいたので、こんなこと公にできるわけない。ドイツとしては日本との友好関係は維持するが中国への援助も偽装できる限り行う−という方針だったそうだ。

ドイツの軍事顧問に訓練を受けた蒋介石直属の精鋭部隊が対日戦に投入されていた…ってことはつまり中国で日本軍は(ごく一部のエリアとは言え)ミニドイツ軍と戦争していたってこと?
それじゃあ簡単に終わらないのも無理ないじゃんって思ってしまうのだ。
当時の日本軍部には、中国軍は烏合の衆だから一撃で倒せる、なんて楽観的な見方が支配的だったというけど、それってやっぱりミニドイツ軍が中国にいるなんて考えてもいないから言えることなのでは??日本がドイツの極秘対中援助に気が付いていたとはとても思えない。
もっともドイツはその後早い時期に援助を打ち切ってしまったので問題にならなかった(しなかった?)のかもしれないけど。

自分にとって利益になるなら味方の敵にもこっそり援助する…現実の国際関係ってこんなもんよね。
最終的にソ連を倒さなければならない敵とみなしていたヒトラーのナチスが、反共の蒋介石国民党を援助するのは(日本に対する筋はともかく主義主張の面から考えれば)別にヘンなことではないし。

テーブルの上ではニコニコ握手していても、下では互いの足を蹴り合っているのが外交だと何かに書いてあったっけ。

私も大抵の人と同じく学校で日本の近現代史をまともにやらなかったから、いろいろ関連本を読んでみるのだけど、日露戦争以後の日本の歴史をみていると、戦争するにはほんっとにおめでたすぎるので情けなくなる。またひとつ、少し昔の日本のおめでたい話を聞いてしまったなぁと力が抜けましたよ。

※この時期にこういう話を書くとアラシがやってきそうでちょっとコワイ。ここは殆ど友人知人しか見に来ないブログだから考え過ぎと言われればそれまでだが、万一あきらかにアラシと思われるコメントでも来た日には即削除します。

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