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2006年8月 2日 (水)

幕末のドイツ人

幾つか下書きのままアップしてない記事があります。
この記事もW杯前に入力して未完のまま寝かせておいたもの。
ずっと蹴球ネタばかりだったので違う話もしたいから修正して公開します。でもやっぱりドイツ絡みなんだ(笑)。
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明治以前に来日したドイツ人の中で一番有名なのは多分フォン・シーボルト。
シーボルトよりも早い時期に来日しているのがエンゲルベルト・ケンペル。この人は北ドイツ生まれの医者で、あの犬公方と会見し、‘卓越した名君’と絶賛したとか。一般的なイメージとは違う視点で綱吉さんを見ていたのだ。

余談ながら…元禄時代を舞台にした時代劇では、綱吉は史料に基づいた人物造型よりも、かなりの癖のある極端なキャラクターとして描かれることが多い気がする。そのような−人間よりもお犬大事の暗君−レッテルを貼られてしまった原因は何なのか興味あります。

当時日本は鎖国していて、唯一つきあっていた欧州の国はオランダだけ、と言ってオランダ船に乗って日本に来る欧州人がみんなオランダ人だったわけじゃない。出島にはオランダ人以外の欧州人もいて、欧州ではオランダ以外の国でも日本のことはそれなりに知られていたわけだから、やっぱり厳密な意味での‘鎖国’は不可能ということですね。

幕末になって開国すると、商人や領事館の通訳として来日するドイツ人が増える。この中で今一番個人的に興味あるのがブレーマーハーフェン出身の商人ヘンリー・シュネル。
(正しくはハインリヒだと思うが、日本の史料では主にヘンリー・スネルと表記されているらしい)
彼は日本人の妻を持ち、プロシア領事の通訳から会津候松平容保に仕えて日本名・平松武兵衛と名乗り、奥羽越列藩同盟の将軍となり、長岡藩の河合継之助とともに活躍する。奥羽越列藩同盟ではカリスマ的存在だったともいう。
いーなー、面白いドラマが作れそう!

去年から今年にかけての‘日本におけるドイツ年’を記念して、シュネル将軍の物語を単発スペシャルドラマにしてやろうという企画は浮かばなかったのかなぁ…日本人の大好きなキャラ続々の幕末大河ドラマができるのに。なんかもったいない。
私も「榎本武揚から世界史が見える」を読むまでシュネルのことは殆ど知らなかったのでエラそーなことは言えないけど。
同書で言及されている『ドイツ人は北海道を植民地にしたかった』件は、日本で一番気候風土がドイツに近い土地=北海道と思っている私にはとても納得できる話だった。本気でドイツが北海道を植民地にしていたら、日本の歴史はまたずいぶん変わっていただろうな…

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