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2007年10月 2日 (火)

思い立って

先週末金沢へ行ってきました。
往路は23日の夜、高速バス、復路25日JR乗り継ぎ(はくたか→とき)、ホテルは金沢駅前のビジネスホテルの安い宿泊プランという節約コース。そのかわり食事はちょっと奮発して。
Mちゃん案内ありがとう。君が送ってくれた波津彬子原画展の絵はがきを見なかったら今回の旅行はなかったです。しかし波津作品を読んだことがないくせに絵はがきのカラーイラストを見ただけで直感的に見たいと思った私も謎だ。ただし、らっぽりの「兄弟仁義」(←これで通じる人、手挙げて〜♪)を数に入れればある、と言えるが…アレはいまさらながらゴーカな顔ぶれのパロディ合作まんがだったっすねぇ。

以下24日〜25日の行程を時系列でレポ。

★朝一番で泉鏡花記念館/波津彬子原画展へ。しかし早く着き過ぎてしまい、開館まで周辺−レトロな木造家屋が並ぶ浅野川沿い−を散策。
亡姉花郁悠紀子さんを彷佛とさせる繊細な線、それでいてミョーに鋭いクセのある絵だなあと思いつつ久々の漫画原稿を堪能。
泉鏡花の作品も読んだことがないので、展示解説を読んで、ヴィジュアル的に舞台向きの文学だってことは理解しました。

★近所の武家屋敷寺島蔵人邸見学。文政年間(19世紀初め)に活躍した中級武士の屋敷跡で枯山水のお庭が広い。室内は簡素で隙がない。
蔵人さんは能吏で文人、なおかつ正義漢という太平の世の武士のお手本のようなお方だったらしい。もうちょっと遅く生まれていたら幕末維新をどのように生きたでしょうか?

Photo_2★兼六園そばの物産館で和菓子手作り体験会。金沢の和菓子職人さんの指導で、写真の4品のうち一番奥のカステラみたいな「秋景色」をのぞく3品を作りました。(もちろん飾り付けだけ、色とりどりの練り切りと中の餡はあらかじめ用意されているのだ)
手前の「小菊」は黄味餡を包んだ淡赤色練り切りの外側を白練り切りでカバーして木のヘラで花びらをかたどるんだけど、これが難しい。均等な花びらにならないんっす。
左側の「紅葉」は本紅、黄色、抹茶色の練り切りをあわせて栗餡を包んで茶きん絞り、これは比較的易しい。
右側の「栗拾い」、これが一番難しかった。緑色のじょうよきんとん=加賀丸芋入り餡を目の粗いこし器(木のわっぱの片側に網張ったやつ)でそぼろ状にしたのを栗をのせた餡にくっつけてイガのようにしあげていくわけですが、うまくくっついてくれずボロボロおっこちる…プロの職人さんはさすがにうまいです。

★お昼は金沢城公園大手堀外のホテルのレストラン−窓が広くて景色がいい−でランチ。メインの肉または魚に前菜・サラダ・スープ・パン・デザート・コーヒーがついて1600円、東京の同じレベルのホテルでこれだけのランチを食べたらこの値段では済まないことは必至。相対的に物価は安いなぁ…

★がっちり栄養つけた後はおのぼりさんらしく兼六園内散策。晴れて暑いので木陰や水際の涼しさが格別。池のほとりでカワセミらしき美鳥を目撃。

★お子様を引き取りに行かねばならんMちゃんと香林坊(=繁華街。109がある)のバス停でお別れした後、ホテルにチェックインして一休み。夕食は老舗料亭金城楼のカジュアルバージョンかりん庵(所在地は金城楼と同じ敷地内)へ…行ってみたら客が他にいなくて貸し切り状態。カウンター席で板さんとお話しながら食事という滅多にない経験をしました。緊張した…!
おつくりの甘エビに載っていた緑色の魚卵みたいなのが何かわからず、板さんにきいてみたところ、これが甘エビの卵とは!加熱すると赤くなるが生だと絵の具塗ったような緑色なので、着色してると誤解されることもあるとか。
食後のデザート(今回はイチジクのコンポート)と別に、和菓子とおうすの抹茶が出てくるが、この和菓子、受注生産のみの知る人ぞ知る菓子舗の作品だそうです。
ちなみに、まず和菓子、そして最後の最後におうすの抹茶、という順番で給されるが、これにも根拠があって、抹茶は大変濃厚で(胃に)重いので、まずお菓子を食べてから抹茶を飲むと胃に対する負担が軽減されるのだそうです。今回の私の場合は料理を食べているので、そこまで気にする必要はないけど、普通のお茶席だと食事とセットになっていないし、抹茶ももっとどろどろ濃厚で(おうすの抹茶はさらさら)で、かーなーり胃に重いからお菓子は必須。それと、抹茶のカテキン含有量は煎茶などよりずっと多いので、カテキン摂取は抹茶が一番。そんな話を板さんから聞かせてもらいつつ食事を終えました。

★とはいえ、未だ宵の口なのに街が暗くて人がいない!! 不安になって時計を見ても未だ7時前。この暗さや静かさは東京都心の不夜城ぶりに慣れた者にはちょっとしたカルチャーショック。金城楼・かりん庵のあたり(朝訪ねた泉鏡花記念館の近所)もほとんど人通りがない…板さんも客の入りについて「今日はもうだめでしょう」と言っていた。
数年前の北海道旅行でも宵の口なのに旭川市内の繁華街の人通りが少なくて驚いたけど、金沢はもうちょっと華やかなイメージがあるだけにあらためて驚かされた。

★またしても栄養つけてしまったのでホテルまで歩き、とはいえ苦になるほどの距離じゃない。途中金沢一賑やかなはずのショッピングストリートを通るんだけど、やっぱり人通りが少ないよ〜…まだ9時前なのにっ!いや、逆に東京が明る過ぎるんだけど…

1_2★翌日、朝いちで長町武家屋敷跡を散策。前田家直臣野村家跡に入ってみました。寺島蔵人さんより格上のお家で、寺島邸よりお庭が洗練されている感じ。枯山水でない池には大きな鯉がたくさん。謁見の間の廊下側にある上段の間から庭を眺めると最高!夏の昼下がり、この部屋の畳の上で寝転がりながら庭を眺めてぼけーっとしてみたいと(…恐れ多い)。未だ人が少ない時間なので、庭に面した廊下に座ってじっくり眺められてよかった。ここも紅葉の頃はもっと美しいだろうなー。

★間抜けな話。何か忘れた、と思っていたらデジカメを家に置いてきてしまった。それに気付いたのは金沢に着いてから、ってのもマヌケです。しかたないので携帯で写真撮りました。買い替えたばかりの機種だから、前のよりずっと性能いいです。おかげで写真アップできる。

★今回はほんとに急に思い立っての旅だったので、時期的に中途半端でした。
次は紅葉か降雪の頃来たい!

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コメント

…先日は金沢ウォークマラソン参加〔笑>違う〕本当にお疲れ様でした。
私も久しぶりに兼六園歩き倒して、次の日は足がつりました…だめだめです。
で、甘エビの卵ですが、生だとほんとに人工的な、翡翠色に近い緑なんですよね。
小さい頃はあの色が苦手でぽいぽい除けて食べてたもんでした、
今思うと勿体ない事してたな~うう。

ではでは、今度おいでの際は西の廓界隈と忍者寺方面を遊び倒しましょう♪♪

投稿: Mちゃん〔照〕 | 2007年10月 4日 (木) 14:24

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