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2008年3月

2008年3月30日 (日)

少女マンガパワー!

川崎市民ミュージアムでの企画展。(23日に行ってきました。)
タイトル通り少女まんががテーマ、北米を巡回した展示会の日本展用リニューアル。
今回の特徴としては初期の少女まんが作品を描いていた男性作家の作品が紹介されていることかな。手塚治虫、ちばてつや、石ノ森章太郎、松本零士の昔の作品の原画を見られるってなかなか貴重です。
わたなべまさこ、水野英子、牧美也子といった大ベテランの作品も珍しい。個人的には水野作品「ファイヤー!」の原画があって嬉しかった。ロックまんがとしては多分最古で最高の作品。私の知る限りロックを正面から描いてこれを上回る作品はない。…うわ、昔買った単行本どこ行ったんだろ…(泣)牧美也子の初期のカラーイラストの色が褪せていないのにはちょっと驚いた。
私よりずーっと若いと上記男性作家陣が少女まんが描いてたってこと自体知らないわけで新鮮なんじゃなかろか。素直にへー知らなかったと感心する声が聞こえた。

以下、見られて嬉しい原画:山岸凉子「日出処の天子」、萩尾望都「ポーの一族」、吉田秋生「BANANA FISH」、池田理代子「ベルサイユのばら」、よしながふみ「西洋骨董洋菓子店」「大奥」。
逆に、観たかったのにスルーされてしまったのは一条ゆかり「こいきなやつら」(展示解説文中の代表作にこの作品が入ってないのが不思議)、竹宮恵子「ファラオの墓」、岡野玲子「ディアーヌ・ド・ロゼの陰謀」(「陰陽師」は読んだことありません)の原画。

音楽やスポーツじゃないので、ナマの迫力、というのも凄くヘンだけど、やっぱり原画には印刷物とは違う価値がある。
ちょっと文句つければ、VTRまで用意してまんがの描き方を紹介するなら、カラーイラスト制作に使うインクの種類を紹介して欲しかったし、まんが原稿の扱いについて問題提起するなら、原稿の保存方法まで展示すべきだったのではないかと…
それと、少女まんがを語るならなんでここに入ってないの?という作家さんもたくさんいますが、それを言ったらきりがないのでやめときます。
川崎では30日で終了だけど、今後新潟、京都、高知と巡回するのでおすすめ。原画見るだけでも楽しいっす。図録にカラーイラスト満載なのも嬉しい。

※更新サボってるうちに、桜が満開。どころか散り始めてる木もあるぞ。

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