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2011年6月

2011年6月22日 (水)

最近読んだ本

「ガロア 天才数学者の生涯」

19世紀前半、ナポレオン後の復古王政という難しい時代に20才で死んだ天才数学青年の話。
天才なのに、好きな数学しかやる気がなくて学業成績はサイテーだったというバランスの悪さがかえって魅力的。数学だけに打ち込んでいるかと思えば、政治向きにも首を突っ込んで逮捕されるし、あげくの果ては決闘で命を落とす。はっきりした記録があまりないので、どうして決闘するはめになったのかもよくわからない。
陰謀による暗殺(アンチ王政の不穏分子と見なされていたので)だとか、決闘を装った自殺だとか、研究者がいろいろな説を立てて来たけど、例によって決定的なものはありません。短くて破滅的な人生はある意味20世紀のロック・ミュージシャン並みに過激だと言えるかも。

ガロアの数学理論てのは画期的なものだったそうですが、この辺の説明はよくわかりませんでした。著者としては優しく書いたつもりだったんだろうけど、非理数系の素人にも分かりやすい表現や比喩を使ってもっと易しく説明して欲しかったthink

しかし同時代にもう一人、ノルウェー出身の天才数学青年−−ニールス・アーベル−−がいたというのは大発見。しかも肖像画を見る限りかなりの美青年、さらに内気で薄幸で病弱で、結核で若死にしたという、絵に描いたような悲劇の生涯。誰か映像化したらいいのに…あざとすぎて難しいかな?

ガロアの生涯もさることながら、アーベルの話があまりに印象的だったので書いておきたくなったのさcoldsweats01

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