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2011年8月15日 (月)

猛暑の展覧会めぐり1

1日に複数の展覧会見るのはやっぱり2件が限界かしら。
今日は出がけに鉄道事故に引っかかって、遠回りしたので都心に出るまで時間がかかったこともあるけど。

まず松屋銀座で「ルパン三世展」。
原作の原画からアニメのパイロット版まで珍しいもんばっかだ(ワタクシ的に)。

モンキーパンチ作の原画…展示作品のうち初期のものは正直あまりきれいとは言えない。特にカラー原画は…少女漫画の突拍子もないくらい美麗なカラー原画を見慣れている目には、全然感心しない出来(昔の大人向け漫画と比較しても意味ないんだけどね、ハイ、わかってます)。色遣いもキッチュというか何と言うか…アニメのセル原画の方がよっぽど観賞用です。
ただ、あの安っぽさがかえってルパンっぽいと言えるのかも。ちなみにカラー原画もモノクロ原画も年代が新しくなるほど完成度が高くなって鑑賞に堪えうるものになってきますが、それでも額に入れて飾っておきたいのはアニメーター大塚康生さんの直筆カラーイラストの方。
あと、カラーイラストの下描きの鉛筆ラフ描きの方が完成版より各キャラみんな目が妙に可愛いのが面白いcoldsweats01

アニメのパイロット版は劇場用とTV用の2つあって、今回会場でお目にかかれるのだが日替わりで上映するので、今日は…あれ?どっちだったか?それはともかく、パイロット版のルパンはどちらも故山田康雄じゃなくて野沢那智(今日見た方)/広川太一郎が声やってたんですね。これは知らなかった!那智さんつったらアラン・ドロンだし、広川さんつったらモンティパイソン(E.アイドル)だもんな。ルパンの声を山田さんじゃなくてこのどちらかがやっていたら…イメージ変わってただろうか?広川さんのも見てみたいからもう1回行くかも。
銭形のとっつあんも、声が納谷さんじゃないし、むしろ明智小五郎(明智…だから、やっぱりアレだよね…)というキャラの脇役みたいな立場なのが微妙。

今回一番面白いのは原作・TVアニメ・劇場用アニメの絵/画が一同に並んでいて比較が容易にできること。TV版もパート1・2・3(会場内で並べて映写しているので一目瞭然)とそれぞれ全然違うし、TVスペシャル版ももうそれこそ毎回絵柄が違うのがよくわかる。
キャラデザイン担当者の好みがきっちり投影されてしまうからなのか?不二子ちゃんが一番絵柄の変わり方が激しい…負けず劣らず五エ門も変わり方が大きいと思う。パート1の五エ門はかなり陰険な目をしていたし、性格も…パート2、3では顔も性格も可愛く純情っぽくなっていくのがおかしい。
絵柄も性格も一番安定しているのは次元でしょうか…パート2が始まったとき、パート1と顔がずいぶん変わったように見えて違和感持ってたんだけど、今になってみると一番変わってないのは彼だったと思う。声もずっと小林清志さんだしね。

でもホント、作品ってのは生きものなんだな。少しづつ変わりつつ洗練され完成されてゆく…(しみじみ)。あ、でも本当の意味で完成されるってことは、多分どんな創作物−−特にこういうサブカルチャー/大衆芸術の場合−−にもないと思います。
洗練と変化があるのみ。良し悪し/出来不出来は別として。
だから人気のある作品はルパンみたいにシリーズ化されて何十年も作り続けられる。それこそ「水戸黄門」のように。マンネリで飽きられるという危険も常につきまといますが。

ファンとして(受け止める側)の自分はどうだろう?最近は少し‘飽’きつつあるかな。TV版には見てない作品もあるしね。
独立した1つの作品として客観的に評価するなら「カリオストロの城」が最高傑作かもしれないですね。

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