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2012年1月 9日 (月)

名曲の引用

ウィーンフィルのニューイヤーコンサートを8日遅れで鑑賞。

今年の演奏曲は‘引用’が多いなぁ。自分が今まで気がつかなかっただけで毎回やってたかもしれないけど、今回は有名曲の引用が多いから目立つのかな?

1曲目「祖国行進曲」。いきなり「ラデツキー行進曲」の引用。終わり近く、現在のドイツ国歌のサビのメロディを引用。調べてみたらハイドン作曲の同じメロディがかつてはオーストリア-ハンガリー帝国の国歌として使われていたということなので、ここで使われてもぜんぜんおかしくないのだが、知識として持っていないと『えっ?』と感じてしまう。やれやれ。現在の国境線を頭から取っ払わないと歴史は理解出来ない←再確認(しょっちゅうやってる…)

2曲目でも「美しく青きドナウ」のメロディが使われていた。
シュトラウスさんがシュトラウスさんの曲の一部を自分で取り込んでアレンジするのは自作の再利用(?)でどうってことないんだけど、「‘カルメン’のカドリーユ」なんかまんまビゼーの「カルメン」から有名な曲のメロディを持って来てアレンジしましたって感じだ。
こういうのは今よく使われる言葉で言えば‘オマージュ’なんだろうな…。
著作権法的にどうなんだろうとふと考えてしまったが、著作権保護期間はとっくに過ぎてるし、原典が明確過ぎてパクリを云々する余地もない。

本格的なクラシックのマニアから見れば俗な選曲なのかもしれないけど、正直なところマニアでないTV桟敷の聴衆の一人としては、自分のよく知ってる曲がたくさん出てくる方が退屈しないし楽しめる。

チャイコフスキーのバレエ「眠りの森の美女」のワルツもお馴染みの曲だし、アンコールの2曲「美しく青きドナウ」「ラデツキー行進曲」も不動。

ウィーン少年合唱団が登場(1998年以来とか)して合唱付きでポルカをやったり、「コペンハーゲン蒸気機関車のギャロップ」「鍛冶屋のポルカ」では小道具使ったり−−指揮者が発車のホイッスル吹いたり、指揮棒の代わりに金槌2本持ってトンテンカン♪
お約束のバレエ付きの3曲のうちポルカ「燃える恋」はグスタフ・クリムトの‘接吻’が動き出したかのような演出が面白かったheart01

というふうに、演出もいつにも増してヴァラエティーに富んでいて退屈知らず。
そんでも大あくびするお客さんがばっちり映っていて、フォーカスされたおじさんには申し訳ないけど笑えた。カメラさんもイヂワルcoldsweats01

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コメント

今年のニューイヤー・コンサートは諸般の事情で後半しか見られなかったんだけど、バレエの振り付けと衣装が今一つに感じてしまった。(ばたばたした感じというか) 演奏自体は楽しめました。現代の国境で考えるとの件だけど、以前、フリードリヒに関する本を読んだ時に「フリードリヒは自分をいわゆるドイツ人(当時ドイツという国はないが:私注)とは考えていなかっただろう」という記述があって「そうだよなあ」と思ったことがあったわ。生まれた場所はスウェーデン領だったし、勉強にいった先もデンマークだし。今の一般的な欧州文化地図とはかなり感覚が違うのは確かだよね。

投稿: Hattie | 2012年1月 9日 (月) 15:46

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