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2012年1月 4日 (水)

最近読んだ本から

「地震の日本史」(寒川旭著/中公新書)

今年も元旦から大きめの地震があって、自然は正月ものんびりさせてくれないというか、自然に正月もへったくれもないと、あらためて思ったところで、地震考古学の専門家による‘地震で綴る日本の歴史’の感想文。
古代以来の日本で起こった大きな地震の記録や痕跡について詳しく記述しています。

日本じゃ大昔からしょっちゅう地震があったわけだけど、千年単位の歴史年表を見る時の‘しょっちゅう’は、十年単位百年単位かそれ以上のことなんですよね。
安政の東海地震と南海地震みたいに2日続けて起こることもあるけど、その方が例外だと思う。

大きな地震になればなるほど、発生サイクルが長い。一つ大きな地震が起きて、それに連動する次の地震が起きるまで、何年あるいは何十年か、かかる。
だから、たかが50年や100年大地震がなかったからって安心する根拠は全くない。

でも人間って、自分のライフサイクルでしかものを考えらんないよねフツー…
どんなにがんばってもせいぜい100年かそこらしか生きられない。でも地質年代って百万・千万年単位なんだよね…この途方もないギャップが、人間にとって忘却とイコール。

確かに、日常生活で、もしものことばかり考えてたら生きていけない。
それでも、

本当に忘れてはいけないこと=普段は、できれば、考え(たく)ないこと

比較的最近まで海や川だったとか、湿地帯だったとかいうところは地盤が安定していないので、大地震の時は液状化現象の危険性大だそうな。
こういう地形の成り立ちって、昔ながらの名前が地名に残っていればある程度わかるんだけど、町名変更やら市町村合併やらで地名が変わるとわからなくなるのよね…防災セキュリティの面から言っても、安易な地名変更は危険だと思う。
(個人的には地名変更は文化破壊だと思うので、やめた方がいいと思っているんだけど、ここでは話がそれるので突っ込まない)

この本にあるのは日本全体としての話なので、自分の住んでいるところの詳細な情報はまた別に探さなきゃいけませんが、日本に住んでいる限り地震がないところはないと再確認するには十分と思われます。

我が家のあるあたりも古地図で確かめたほうがいいかな…海からは遠いから津波の心配はとりあえずないけど、液状化は十分あり得るぞ。

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コメント

人間は10センチ未満の水で溺れるそうですから。実際、海岸に立つとわかるけど波の力って凄い。

投稿: Hattie | 2012年1月 9日 (月) 15:47

Hattie様
ども、ごぶさたしてます、今年もよろしくお願いします。もうひとつ、311以来、逆に低めの津波を軽く見る傾向が強くなっちゃった、てのもマズいよなぁと思います。たった30cmでも大人の男が流されるくらいのパワーがあるってコワ…

投稿: 如月 | 2012年1月 4日 (水) 12:45

以前、土地を買う前に役所に行って古い時代の地図(地形図)を確認する方がいい、とアドバイスしている本を見ました。場所によっては明治時代の地図を保管しているところもあるそうです。江戸時代の古地図も復刻されていたりしますし、自衛出来るところはした方がいいですよね。ご近所のお年寄りと話すとか。

投稿: Hattie | 2012年1月 4日 (水) 01:45

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