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2012年4月

2012年4月30日 (月)

ボストン美術館 日本美術の至宝 続き

(続くって書いちゃったので続けねばcoldsweats01

‘静寂と輝き’
ここで見られるのは中世水墨画と初期狩野派…おおよそ、応仁の乱あたりから戦国時代の終わる頃までの作品。
一番印象に残っているのは「松に麝香猫図屏風」。それは私が猫派だから?そうかも(すいません)。
麝香猫といっても、描かれているのはほんとのジャコウネコとは全然違う容姿の猫。どっちかというとペルシャ猫のような長毛種なので、当時の日本ではこのテの外来種の猫を称して麝香猫と呼んでいたのかしらん。
これと「松に鴛鴦図屏風」に特徴的なのが、全体は水墨画に準ずる渋い色使いなのに花だけは鮮やかな赤や緑に彩色されていることで、解説によるとこの時期の狩野派の特徴でもあるらしいです。

続く‘華ひらく近世絵画’のコーナーではさらに色鮮やかな屏風絵が。
尾形光琳の「松島図」!波の曲線が素晴らしい。もはや絵画というよりデザイン化された波浪文様という感じ。
対照的に狩野山雪の「十雪図屏風」は淡彩でも殆ど水墨画に近い印象。なんというか、静寂を絵にしたような、雪中の空気の冷たさを感じる絵。
伊藤若冲の「鸚鵡図」…極彩色の止り木の鮮やかさと透明感ある、まるでガラス細工のような白い鸚鵡が好対照。
長谷川等伯の「龍虎図屏風」の龍が、この次のコーナー曾我蕭白の「雲龍図」の龍と較べて、おマヌケに見えてしまうのはご愛嬌?

で‘奇才曾我蕭白’
すいません知りませんでしたこの名前…。
蕭白さんの描く人物はまんがチックな顔で(笑うような絵ではなくても)ひょうきんなくらい。
図録の表紙にもなってる「雲龍図」、大きな八面の襖絵一杯に描かれた龍はド迫力…でも寄り目気味でちょっと笑える。
「風仙図屏風」。池から龍を追い出したらしい?仙人か道士が主人公。黒雲と突風に驚いてひっくり返る2人の男とか草むらの兎のびっくりした顔とかまったくまんがとしかいいようのない表現。黒雲の渦がまるで追い出された龍のしっぽのように見えました。画面から突風が吹いてきそうな勢いのある絵。

私としては上記、戦国以降の作品に充実を感じたなぁ…
もうちょっと続きます(多分)。

http://www.boston-nippon.jp/

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2012年4月24日 (火)

ボストン美術館 日本美術の至宝

既に二週間前の話なので、記憶を辿り図録を確認しながらの思い出話になります。

ちょうど桜の花盛り。
花見とセットで一日国立博物館に‘おこもり’して、里帰りした名作を堪能してきました。
混んではいたけど、故宮博物館展ほどじゃなかった。平日ということもあり、入場制限は特に無し。当日限り出入り自由のシステムを活用すれば時間つぶしも困りません。

プロローグの部‘コレクションのはじまり’で展示されている橋本雅邦の「騎龍弁天」、手が8本あって−まるで観音様−龍に乗っている、ちょっと珍しい?弁天様。色は渋いけど印象は鮮やかで清々しい。

次の‘仏のかたち 神のすがた’。
今回の展示作品の中ではかなり古い方に入る仏教絵画のいくつかは、色が褪せ過ぎている上に作品保護のためか展示室の照明も他より暗めなので、正直何がなにやらよく分からん!のがあって残念。
鎌倉時代の「一字金輪像」の仏様の火炎光背の模様がまるでマーブリングのような鮮やかさなのが際立ってます。

‘海を渡った二大絵巻’
ここでは、歴史の教科書や子供向けの歴史本にも載っていたので個人的には馴染み深い「平治物語絵巻」三条殿夜討巻の実物を初めて拝める…わけですが、これが混み合っててなかなか見られない。
あまり大きなサイズじゃない巻物をガラスケースの低い位置に広げて展示しているので、順番に近くでじっくり見ようと思ったらガラスケースの最前に並ばないとだめなので−−大きな壁画や掛け軸みたいな作品なら、かえって少し離れるくらいの位置の方が見やすいのだけど−−様子をうかがいつつ他のコーナーを先に見て回ってました。午後も閉館時間近くなるとさすがにガラスケース前の人垣の隙間が大きくなるので、ゆっくり見られます。
モブシーンの連続。暴走する牛車や、炎上する邸の大きな炎の描写がみごと。しかし小さい(巻物だから横長だけど天地は30センチくらいしかない)の紙の上に甲冑の騎馬武者・徒武者、貴族から従者女官まで入り乱れて細かく描かれているのでほんとにそばに行ってよーく見てみないと何が描かれているのかわからんかった。逆に言うと、実物を見てこその、ある意味‘発見’があります。

※アンケートにも書いたけど、違う展示方法はないものか?考えて欲しいなぁ…ガラスケースの上部に複製?を展示してあるけど、実物がそこにあるのにコピー見てもしょうがないので、あれは単なる絵巻のどの場面を展示しているのかという位置を示すためのものだと思う。

もう一つの「吉備大臣入唐絵巻」は、まるで笑えるおとぎ話絵本のよう。平治物語絵巻ほどには描き込まれていなくて、緊張感はありません。平治物語より古い作品なので色褪せが大きく、不鮮明で分かりづらい箇所もあるけど、現代のまんがみたいな人物の表情はわかります。
阿倍仲麻呂の霊に助けられるとはいえ主人公吉備真備がまるで陰陽師のようだ、と思ったら、このお話の後日談が安倍晴明に繋がる、ということが「日本人なら知っておきたい日本文学」を読んで分かった…古典ってまったくあなどれないわcoldsweats01

続きます。

http://www.boston-nippon.jp/

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2012年4月11日 (水)

博物館でお花見を

「ボストン美術館 日本美術の至宝」見てきましたが、レポートは明日以降に。
国立博物館の庭園でお花見♪その写真をちょっとだけ上げておきます。

桜吹雪


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枝垂桜


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庭園の池

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