アニメ・コミック

2014年11月22日 (土)

備忘録:「みなもと太郎が語る横山光輝の作品世界」

久々すぎる更新。これからは年1〜2回ペースになるか…?

去る10月5日開催、「生誕80周年記念 横山光輝」展の一環としてのトークイベント。

大河ギャグ「風雲児たち」のみなもと先生が語る、横山作品の魅力とは?

横山光輝といえば「魔法使いサリー」「鉄人28号」の原作者。子供の頃、TVアニメのサリーちゃんはレギュラーで見ていたし、誰が買ったか知らないがウチには「鉄人28号」の単行本があった。あとアニメで見てたのは「バビル2世」。実写版の「ジャイアント・ロボ」も見た覚えがある。なぜか「伊賀の影丸」とか「赤影」とかの忍者ものはあまり縁がなかった。

小学校高学年になって「水滸伝」に遭遇し、軽いカルチャーショックを受ける。後に「三国志」にころんだ下地はこの時できた。

シンパじゃないがそれなりに横山作品に浸ってきたんだな私も。

配布されたイベント用のテキスト−−みなもと先生発表済の横山作品解説のコピー(←どれも初見)−−に書かれていた一節が腑に落ちた。

よーするに今の日本における「三国志」ブーム(ビジュアル化・キャラクター化まで含む)の火付け役は横山三国志である! うわあ、そうだったのか!

ひょっとして横山三国志がなければスーパー歌舞伎「新・三国志」もなかったかもしれない?

言い過ぎ? でもそれに納得してしまうとこがすごいのかも。百の言葉で理屈こねるより、作品があってその影響力が現存していることが凄さの証明。

お話も面白かったが、テキスト解説読んでもまた楽しい。一粒で二度おいしい、というか、かなりお得な気分であった。

もうひとつ。‘ショタ’なる言葉の意味がやっとわかった。あれが‘金田正太郎コンプレックス’、ショタコンの略だなんて、想像もできませんでしたよ、マジで。

このへん説明すると何とかまとまった駄文がまたまとまらなくなるので無理矢理終わらせてアップする。イベント開催から既に1ヶ月半…(呆)

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2013年1月 3日 (木)

思い出し話2012 その3

年明けてしまったけど備忘録代わりに書いておく。

レーピン展 10月5日 於/BUNKAMURAミュージアム

イリヤ・レーピン。カジュアルな美術解説書「怖い絵」で見た歴史画の印象強烈だったのでこれを機会に見たくなった。展示されていた‘皇女ソフィヤ’の主役のおばさん、もといピョートル大帝の姉ソフィヤの表情の怖さときたら一度見たら忘れられませんぜ。でも歴史画より同時代のリアルな社会派絵画や肖像画の方が目立ちます。

ムソルグスキーの亡くなる直前に描かれたという肖像画は、ぼさぼさ頭の荒んだ様子はそれらしいけど、目には妙に力があって今にも死にそうな人という印象が無いのが不思議、ただアル中だったというからあの目の光は狂気のそれ、とすればやはり納得…

レーピンの作品に登場するのは最下層のヴォルガの舟曵き、革命家、肖像画の女優・小説家から上は将校・貴族まで、文字通り守備範囲の広い作家さんだったのだな。同時代のロシアの‘リアル’そのものか。

羽海野チカ原画展 11月28日 於/新潟 万代シティ ビルボードプレイス

東京でもやったらしいけど全く気付かず。現在の職場になってから初めての有休とって新潟まで行って見た。

展示作品は「3月のライオン」「ハチミツとクローバー」がメイン。会場は全体的に簡素でシンプル、高校の文化祭のような手作り感濃厚。ところどころ作中のシーンと同じ小道具や場所をそっくり再現セットして見せてくれるのが面白かった。

カラー作品は原画と印刷物のギャップが小さい。印刷されることを最大限計算して描いているのだろうか?これもまたプロの仕事だなぁ。

今更だけど「3月のライオン」は未読の方には赤丸付き強力お薦め作品です。

この可愛らしい絵柄でゴツい将棋まんがが描けるとは…!でも単なる将棋まんがではないっす。いじめ問題も取り上げてるよ。心の中で最敬礼しながら読んでます。

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2011年8月15日 (月)

猛暑の展覧会めぐり1

1日に複数の展覧会見るのはやっぱり2件が限界かしら。
今日は出がけに鉄道事故に引っかかって、遠回りしたので都心に出るまで時間がかかったこともあるけど。

まず松屋銀座で「ルパン三世展」。
原作の原画からアニメのパイロット版まで珍しいもんばっかだ(ワタクシ的に)。

モンキーパンチ作の原画…展示作品のうち初期のものは正直あまりきれいとは言えない。特にカラー原画は…少女漫画の突拍子もないくらい美麗なカラー原画を見慣れている目には、全然感心しない出来(昔の大人向け漫画と比較しても意味ないんだけどね、ハイ、わかってます)。色遣いもキッチュというか何と言うか…アニメのセル原画の方がよっぽど観賞用です。
ただ、あの安っぽさがかえってルパンっぽいと言えるのかも。ちなみにカラー原画もモノクロ原画も年代が新しくなるほど完成度が高くなって鑑賞に堪えうるものになってきますが、それでも額に入れて飾っておきたいのはアニメーター大塚康生さんの直筆カラーイラストの方。
あと、カラーイラストの下描きの鉛筆ラフ描きの方が完成版より各キャラみんな目が妙に可愛いのが面白いcoldsweats01

アニメのパイロット版は劇場用とTV用の2つあって、今回会場でお目にかかれるのだが日替わりで上映するので、今日は…あれ?どっちだったか?それはともかく、パイロット版のルパンはどちらも故山田康雄じゃなくて野沢那智(今日見た方)/広川太一郎が声やってたんですね。これは知らなかった!那智さんつったらアラン・ドロンだし、広川さんつったらモンティパイソン(E.アイドル)だもんな。ルパンの声を山田さんじゃなくてこのどちらかがやっていたら…イメージ変わってただろうか?広川さんのも見てみたいからもう1回行くかも。
銭形のとっつあんも、声が納谷さんじゃないし、むしろ明智小五郎(明智…だから、やっぱりアレだよね…)というキャラの脇役みたいな立場なのが微妙。

今回一番面白いのは原作・TVアニメ・劇場用アニメの絵/画が一同に並んでいて比較が容易にできること。TV版もパート1・2・3(会場内で並べて映写しているので一目瞭然)とそれぞれ全然違うし、TVスペシャル版ももうそれこそ毎回絵柄が違うのがよくわかる。
キャラデザイン担当者の好みがきっちり投影されてしまうからなのか?不二子ちゃんが一番絵柄の変わり方が激しい…負けず劣らず五エ門も変わり方が大きいと思う。パート1の五エ門はかなり陰険な目をしていたし、性格も…パート2、3では顔も性格も可愛く純情っぽくなっていくのがおかしい。
絵柄も性格も一番安定しているのは次元でしょうか…パート2が始まったとき、パート1と顔がずいぶん変わったように見えて違和感持ってたんだけど、今になってみると一番変わってないのは彼だったと思う。声もずっと小林清志さんだしね。

でもホント、作品ってのは生きものなんだな。少しづつ変わりつつ洗練され完成されてゆく…(しみじみ)。あ、でも本当の意味で完成されるってことは、多分どんな創作物−−特にこういうサブカルチャー/大衆芸術の場合−−にもないと思います。
洗練と変化があるのみ。良し悪し/出来不出来は別として。
だから人気のある作品はルパンみたいにシリーズ化されて何十年も作り続けられる。それこそ「水戸黄門」のように。マンネリで飽きられるという危険も常につきまといますが。

ファンとして(受け止める側)の自分はどうだろう?最近は少し‘飽’きつつあるかな。TV版には見てない作品もあるしね。
独立した1つの作品として客観的に評価するなら「カリオストロの城」が最高傑作かもしれないですね。

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2008年7月18日 (金)

何と2か月ぶり!

…の更新です。

深夜残業が多いので収入は増えたが(来年の税に反映されるので素直に喜んでいられない)、使いどころがあまりないです。

思い付くまま書こう。

5月のGW後に新潟に行ってきました。ちょうど「少女マンガパワー!」が当地で巡回開催中だったのでもう1回見たりして。カラーイラスト満載の図録が売り切れになっていたのは残念だったねぇGちゃん。今頃は巡回先で再販になっているかと思いますが。
市水族館マリンピア日本海で間近に観たラッコは、器用に水に浮いたまま毛づくろいをする姿がほんとに可愛かったが、想像よりも体が大きいのにはちょっと驚いた。
新潟三越の近所の英国風ティールームでは紅茶が薄いのに正直がっかりしました。ケーキは悪くないが。英国風なのにミルクがついてこないので、えっ?と思ったけど、飲んでみてわかったわ、あの薄さじゃミルク入れたら紅茶の味がしなくなる。お店のコンセプト(大人の女性が入れる、みたいな感じでした)は立派だけど、あの薄い紅茶には説得力が感じられませんでした。ガツンと濃くておいしいミルクティーが飲みたかっただけなんだよ私は…残念。
帰りに新潟銘菓、正確には長岡銘菓「越乃雪」を買いました。お米の粉に和三盆糖をあわせた口の中でほろほろとろける上品なお菓子。米どころならではの名品間違い無しと思います。幕末の志士の名前が続々出てくる「越乃雪」の歴史はこちらをよんでくらさい。
http://www.koshinoyuki-yamatoya.co.jp

で、ドライバーを兼ねて新潟をガイドしてくれたGちゃんは私が読んだことないマンガを貸してくれるので、いろいろ読ませてもらいました。(私も彼女が読んだことない作品を貸している)「百鬼夜行抄」「陰陽師」「赤ちゃんと僕」「夜叉」「大奥」「西洋骨董洋菓子店」「チェーザレ」…レパートリーが増えたわ〜(笑)
どれも面白い。「陰陽師」は未だ読み終わりません。

よしながふみのグルメ漫画は罪作り。
どの料理もどの店も美味しそうなので全部行って食べてみたくなるのだ…ただし作者の紹介する店は地域的に偏りがある(多分作者の生活圏内にある身近な店がメインだからであろうけど)ので、私の住む所からは気軽に行きにくいのが難点。一番近いのが銀座の○エールマルコリーニだがここすら未だに行っていない…。

残業が多い/土曜日出勤が多い/スカパーと未だに契約していない。
というわけで今年はほんとにうちの組の試合を見ていない。今日は先週土曜日の代休なので久々に家でゆっくりレッズのホームゲームを観戦できた(テレ玉で放送してくれたから)。ここんとこ芳しい試合をしていないらしいことはニュースをチェックするだけでわかるので、今日はどうかと思った。相手は2部あがりのヴェルディ。昔はうちの方がぼこぼこにされて負けた相手だが今や立場が逆転。しかし今日はちょっとしたミスから2失点。闘莉王のハットトリック(!)で勝ったのはいいが…まだまだ。だいたいFWでない闘莉王がチーム一の得点者だなんてほんとはマズイでしょう。個人的に闘莉王は好きな選手だから、いつも頼りになるヤツでいてくれるのは嬉しいけど。
昨日鹿島が負けたおかげで首位復帰とはいえ差があまりないので現時点での首位に大きな意味はないっす。(と冷静に言ってはみるが、やはり一番上にいるというのは気分いい)

今のところ蹴球ライブも音楽ライブも具体的な予定無し。それ以外では来月二十一世紀歌舞伎組「新・水滸伝」を観に行くくらい。猿之助さんの演出であの「水滸伝」をどう料理するのか楽しみなような怖いような…北方謙三の「水滸伝」も読み始めましたが未だ3巻目。
時代劇専門チャンネルではこの春TV版「水滸伝」(中村敦夫主演)をやってくれたので見ましたが、正直あんまり面白くなかった。意外な役者が出ていたところは楽しめた?けど(水谷豊が徽宗皇帝やってたり、小林幸子が薄幸の美少女役で顔出してたり)。脚本が悪いのか、エピソードの作り方がまずいのか?いずれにしても、今回の「新・水滸伝」あれよりは面白い作品になるはずと期待してますわ。

美術展は5月に2つ、一日で掛け持ちしました。「ウルビーノのヴィーナス」と「国宝薬師寺展」。
前者はもう詳細を忘れてしまいました。後者は、日光・月光菩薩像の展示室が大きくバルコニースタイルになっているのでゆっくり全体を見ることが出来たのが印象に残ってます。日光さんと月光さんの両菩薩様は以前薬師寺に行った時現地できっちりみてますが、国宝吉祥天女像は初めて見た。思ったり小さい図像でした。色もかなり褪せていて、保存が大変そうだなぁ、と。

6月はサッカー欧州選手権EURO2008(スイス・オーストリア)月間でしたが、深夜残業と真夜中や夜明けのTV観戦が重なると睡魔にどうしても勝てず、今回はろくに観戦できませんでした。フーリガン騒ぎも少なく、穏やかで平和で、サッカー的にもレベルの高い大会だったというのに〜〜〜!個人的にはトホホな結果に終わってしまって残念。やっぱり、何の心配もなく純粋にEUROを楽しむなら、チケットなくても現地に行った方がいいのかもしれないと思う…

結局近況報告で終わる。

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2008年3月30日 (日)

少女マンガパワー!

川崎市民ミュージアムでの企画展。(23日に行ってきました。)
タイトル通り少女まんががテーマ、北米を巡回した展示会の日本展用リニューアル。
今回の特徴としては初期の少女まんが作品を描いていた男性作家の作品が紹介されていることかな。手塚治虫、ちばてつや、石ノ森章太郎、松本零士の昔の作品の原画を見られるってなかなか貴重です。
わたなべまさこ、水野英子、牧美也子といった大ベテランの作品も珍しい。個人的には水野作品「ファイヤー!」の原画があって嬉しかった。ロックまんがとしては多分最古で最高の作品。私の知る限りロックを正面から描いてこれを上回る作品はない。…うわ、昔買った単行本どこ行ったんだろ…(泣)牧美也子の初期のカラーイラストの色が褪せていないのにはちょっと驚いた。
私よりずーっと若いと上記男性作家陣が少女まんが描いてたってこと自体知らないわけで新鮮なんじゃなかろか。素直にへー知らなかったと感心する声が聞こえた。

以下、見られて嬉しい原画:山岸凉子「日出処の天子」、萩尾望都「ポーの一族」、吉田秋生「BANANA FISH」、池田理代子「ベルサイユのばら」、よしながふみ「西洋骨董洋菓子店」「大奥」。
逆に、観たかったのにスルーされてしまったのは一条ゆかり「こいきなやつら」(展示解説文中の代表作にこの作品が入ってないのが不思議)、竹宮恵子「ファラオの墓」、岡野玲子「ディアーヌ・ド・ロゼの陰謀」(「陰陽師」は読んだことありません)の原画。

音楽やスポーツじゃないので、ナマの迫力、というのも凄くヘンだけど、やっぱり原画には印刷物とは違う価値がある。
ちょっと文句つければ、VTRまで用意してまんがの描き方を紹介するなら、カラーイラスト制作に使うインクの種類を紹介して欲しかったし、まんが原稿の扱いについて問題提起するなら、原稿の保存方法まで展示すべきだったのではないかと…
それと、少女まんがを語るならなんでここに入ってないの?という作家さんもたくさんいますが、それを言ったらきりがないのでやめときます。
川崎では30日で終了だけど、今後新潟、京都、高知と巡回するのでおすすめ。原画見るだけでも楽しいっす。図録にカラーイラスト満載なのも嬉しい。

※更新サボってるうちに、桜が満開。どころか散り始めてる木もあるぞ。

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2006年4月 2日 (日)

音楽を聴きたいアニメ

「C0WBOY BEBOP」もそうだったけど、最近アニマックスで放送されている「攻殻機動隊SAC 2nd gig」もそう。オープニングテーマまたはエンディングテーマがかっこいいので作品も見る。すると今度は作品にもハマる。

原作を知らないから自分の脳内で作り上げた勝手なイメージがない。先入観無しで作品世界に入れる。予備知識がない上、最初からきっちり見ているわけではないので訳の分からない設定もなきにしもあらず、だけど見ているうちに何となくはわかる。
舞台は近未来で物凄く電脳テクニカル(?)な話なのに、なぜかみょうにアナログな世界でもある。この矛盾が心地よい。映画「イノセンス」でも感じた技術的にはデジタルなのに感覚レベルではアナログな美の世界。こういう説明が適切なのかどうかさえ私には分からないんだけど。
舞台は近未来だけどSFというよりドロドロした人間の感情に基づくハードボイルド小説のような世界だなと思う。

今夜放送していた‘天使の詩’(そういう映画あったな)ではベルリンが舞台。近未来のドイツは2度の大戦の後だというのに私の知っているドイツとあまり変わりがない。
もっとも、歴史のある町では第2次大戦で破壊された町並みを昔のとおりに復元して今に至っているところもあるんだから、未来においても同じようなことをしてもおかしくはないわけだ。

正体不明のテロリストを最先端ハイテクでおいかける、人間とアンドロイドの区別が非常に曖昧な主人公たち。(そんなのどっちでもいいのかもしれない…)
で、そのテロリストは、次の大仕事の前に離れてベルリンで暮らしている盲目の娘に会いにやってきて墓穴を掘る。なんて、ありがちな話。

ありがちな話を、だからつまらない、なんて、全然思わない。

時代が変わって、舞台装置や小道具は変わっても、人間(のすること)はちっとも変わらない。
だから面白いのかもしれない。
アニメでも、映画でも、小説でも。
今回のアニメは、きっかけは音楽、でした。

※それにしても、主人公の通称が‘少佐’で口調はほぼ完全に硬派男、なのに、見た目ナイスなボディラインのボーイッシュな美女で、髪型がいわゆる黒髪のおかっぱっぽいのが凄くひっかかるのは私のココロが歪んでいるからでしょう。どうしてエーベルバッハ少佐との共通点を見い出そうとしてしまうんだぁ?(←やっぱり腐女子だから−笑−)

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